台湾南部の都市・高雄には、下町情緒と活気あふれる「三民街市場」があります。この市場で50年以上歴史を持つ阿萬意麺さんを訪ねました。
三民街市場
三民街市場（三民第一公有市場）は、台鐵三塊厝駅から近い三民街とその周辺にある市場。中華路との交差点付近に三民街市場のゲートがあり、パン屋さんのいい香りが漂っていました。
魚や肉といった生鮮食料品を扱うお店もありますが、焼肉飯や鴨肉飯、黒輪（おでん）等を提供する食堂や屋台も多く、食べ歩きを楽しむこともできます。
阿萬意麺
この三民街にある阿萬意麺さん。見上げた看板は、今までこのお店が歩んできた歴史を静かに語っています。
常連さんが多く訪れていて、店の人と親しくお話をされていました。テイクアウトされる方が多いですが、表に並ぶ年季が入ったテーブル席で召し上がる方も。ひとりで食べて帰るにはいい感じです。
メニュー
阿萬意麺の看板料理「意麺（45台湾ドル）」は、卵を練りこんだ台南発祥の平たい縮れ麺。阿萬意麺さんでは、スープ入りの「湯意麺」、汁なしで混ぜそばのように食べる「乾意麺」、そして珍しいとろっとしたスープ入りの「羹意麺」の3種類があります。また麺を意麺から米粉に替えた同じような料理もあり。
他に肉羹（45台湾ドル）、滷蛋（10台湾ドル）、滷貢丸（10台湾ドル）、滷油豆腐（10台湾ドル）など。周りのお客さんたちの様子を観察してみると、貢丸湯（20台湾ドル）と一緒に召し上がっている方が多いようです。
阿萬意麺の乾意麺
伝票に食べたい料理をチェックして、お店に方に手渡せばオーダー完了。席に運ばれてきた「乾意麺」をしげしげと観察します。
器の底にあるタレスープ（私の造語）やニンニクと、もやしや肉そぼろを、麺に絡めるように混ぜ合わせてからいただきました。具材は他に焼き豚がのっています。唇をツルツルっと滑るように、口から胃袋まで駆け抜けるように感じながら、しっかり完食！ごちそうさまでした！
阿萬意麺の基本情報
住所:高雄市三民街184號
電話番号:07-231-3207
営業時間11:00-13:30 15:30-22:00 ※不定休
