屏東戯曲故事館は屏東県潮州鎮にあり、歌仔戲(台湾オペラ)、皮影戲(影絵劇) 布袋戲(人形劇)に関する資料が展示されている博物館です。
屏東戯曲故事館の歴史
屏東戯曲故事館の建物は、もとは日本統治時代の1916年(大正5年)に竣工した潮州庄役場でした。
潮州庄は、1920年(大正9年)に成立した郡役所制度によって、萬巒、內埔、竹田、新埤、枋寮、枋山の六庄と共に潮州群が管轄されることになり、潮州庄内に新たに潮州郡役所が設けられました。なお、この建物は、中華民国政府に接収されて潮州警察分局として使用、現在この場所には「屏東県政府警察局潮州分局」があります。1936年(昭和11年)に潮州庄役場は街役場に昇格。
潮州街役場の建物は、戦後に中華民国政府へ接収されて、電信局の事務所等に利用。その後しばらく潮州郵局(郵便局)として使われていたそうです。そして、現在は2011年から屏東戯曲故事館として利用されています。
屏東戯曲故事館の建物
バロック(巴洛克)様式の外観を見た時、私は明治村の帝国ホテル中央玄関を思い起こしました。
屏東戯曲故事館の館内
私が訪れた時は「看見新美園-阮義忠攝影展」と題した展覧会が開催。メイク中の役者さんの様子など、舞台裏の光景を目のすることができました。
また、隣の部屋には、記念撮影コーナーあり。布袋劇の舞台を模したパネルが置いてあります。
訪れた日は、校外学習で来られた生徒さん達で賑わっていました。
屏東戯曲故事館
住所:屏東縣潮州鎮建基路58號
電話番号:08-789-3596
開館時間 09:00-17:00 ※月曜休館