屏東県萬巒郷五溝村に今も残る、伝統的な四合院家屋「和興鍾家夥房」。2021年9月17日に修繕工事竣工を祝う式典が執り行われました。
私が2019年9月に訪れた際は、修繕工事の真っ最中。足場が組まれた場所や、修繕が終わった壁を撮影していました。
【五溝村】和興鍾家夥房 150年の歴史ある客家伝統家屋
和興鍾家夥房は、台湾南部・屏東県萬巒郷五溝村に残る伝統的な四合院家屋。清朝同治帝の時代に建設され150年の歴史を持ちます。徳春(福)、順春(禄)、榮春(壽)、輝春(全)四兄弟で所有、子孫に受け継がれていきました。ちなみに客家の人々は、四合院...
今回の修繕には、客家委員会や屏東県客家事務處、並びに鍾家一族の全面的な支援がありました。また、工事期間には騒音等が発生しましたが、五溝村の人々の協力のお陰でスムーズに進めることができたそうです。このお話を伺って、私は伝統を重んじる客家の人々の気質と団結力を改めて感じました。
式典で建物の主である鍾魁上さんは、多大なる支援に対する謝辞と共に、将来にわたってこの伝統的な客家文化の象徴である「四合院」の振興を強化していくと仰っています。
本来であれば、現地を訪ねて取材したかったのですが、コロナ禍で叶わず。鍾魁上さんとのやり取りやいただいた画像を元に簡単にまとめてみました。情報を提供いただいた鍾魁上さんに御礼申し上げます。
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