萬巒郷五溝村にある、和興鍾家夥房と鍾氏萬成祖堂を見学した後、隣接する「觀海山房」を訪ねました。
觀海山房の歴史
劉家第十五世濟之公の長男で第十六世成金公(秉淵, 字清元)とその弟・成台公(維經,秉均)は、官職を辞任した後、故郷・五溝村へ戻りました。そして恩師の提案に従い、大正10年(1921年)に觀海山房を建設します。
当時、五溝村に公立学校が無かった為、客家の人々の子弟を教育する重要な役割を担っていました。その為、「五溝第一學堂」と呼ばれるようになります。
しかし、台湾総督府により學堂の閉鎖を命じられた為、觀海山房は住居として使われるようになり現在に至っています。
觀海山房の外観
觀海山房は伝統的な三合院の建物に、当時流行していた複雑な幾何学的デザイン・優雅なバロック様式の装飾が施されています。
馬背式の屋根に南瓜や竹が目を惹く塀など見所満載。残念ながら中に入ることはできませんでしたが、暫くあれこれじっくり外から見学させていただきました。
觀海山房の基本情報
住所:屏東県萬巒鄉五溝村西盛路28號