萬巒郷五溝村にある「劉氏廣玉祖堂」は、客家の伝統家屋。風水思想を用いた半月池がある祖堂です。劉家は大家族で、新しい家族が増えるにしたがって建物を増築。また劉氏廣玉祖堂に和風庭園があり、日本統治時代には日本人を招待したこともあるそうです。
劉氏廣玉祖堂
西盛路に面した後堂から敷地内へ入ります。屋根は馬背式。
すぐそばにある「榕樹六角基座」
劉氏廣玉祖堂の堂號は彭城堂。建物を背にした向こう側には半月池が見えました。
半月池
半月池は、廣玉祖堂の風水池。消火用水や貯水、治水機能も備えています。池の半径は19メートル、総面積は約766平方メートルで、真ん中には六角形の平台の花壇があります。
半月池側から劉氏廣玉祖堂を望む。
この平台「水中六合」と、後堂のそばにある榕樹六角基座「陸上六合」を結ぶ直線に、風水的な意味があるらしい。
小魚池
水が湧き出る養殖池。現在は使われていないようです。
以前、バリ島で同じような光景を目にしたような気がしました。
劉氏廣玉祖堂の基本情報
住所:屏東県萬巒郷五溝村西盛路19号、21号