台湾最古の教会建築と言われる、屏東県萬巒郷萬金村の萬金聖母聖殿を訪ねました。
萬金聖母聖殿の行き方
萬金聖母聖殿の最寄り駅は、台鐵屏東線の屏東駅。駅前にある屏東轉運站(バスターミナル)を出発する、屏東客運の佳佐行き【8235】路線バスに乗車して「萬金教会」バス停で下車。他に潮州轉運站を経由する武潭行き【8212】路線バスも停車します。
萬金聖母聖殿の歴史
1861年に創設された後、1864年に発生した大地震で倒壊した為、1870年に現在の萬金聖母聖殿の建物に改築されました。その際、建設には碎石や石灰、黒糖、蜂蜜、木棉、耐火煉瓦の混合物が用いられたそうです。
1874年には、清朝の欽差大臣だった沈葆禎が教会を訪問。その際、教会の活動に感銘を受けた沈葆禎は、同治帝へ宣教の支持を願い出ました。この時に同治帝から授かった「奉旨傳教」「天主堂」の文字が教会正面に残っています。
なお、聖母聖殿とはローマ・バチカン教会に次ぐ地位を証明する称号です。
萬金聖母聖殿の内部
まず最初に、入って右側の部屋に安置されいる聖母マリア像を見学します。毎年12月第二日曜日の「建堂紀念日」には、この聖母マリア像をのせた台座が萬金村と赤山村で巡回するそうです。
続いて、礼拝堂を見学。思った以上の奥行の広さに驚きました。
礼拝の日は、大勢の信者の皆さんが訪れる為、見学できないそうなのでご注意ください。
萬金聖母聖殿の基本情報
住所:屏東県萬巒郷萬金村萬興路24号